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X理論とY理論

MIT Sloan School of Managementのダグラス・マクレガーの著書「企業の人間的側面」で提唱されたモチベーションに関するマネジメントの理論である。

X理論

人間は経済的動機のみによって労働し、命令・指示されたことしか実行しない

次のような仮定に基づいている。

  • 人は本質的に仕事が嫌いで、それを避けようとする。
  • 最大限の成果を引き出すためには、強制・制御・命令・脅迫が必要である。
  • 人は野心を抱くこともなく、責任も取りたがらない。命令されたい。

人事の多くの仕組みはX理論の仮定に根ざしている。パフォーマンスレビュー・個別の目標設定・ボーナスシステムなど。

Y理論

人間にとって労働は本来望ましいものであり、自己の能力を発揮し、自己実現を目指すことを望んでいる

次のような仮定に基づいている。

  • 人は遊びや休息を取るのと同じように、自然に努力して働く。
  • コミットした目標のために、自己管理・自己統制を行う。コミットメントは成果に関連するチャレンジ・学習・目的意識など内在的な報酬から生まれる。
  • 適切な環境が与えられれば人は責任を回避するのではなく、むしろ求める。想像力・独創力・創造性はすべての人が持っているスキルである。
Last updated on 5 May 2020
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